Tutorial

見えない敵と戦うことは出来ない。
どれほどの火力・装甲があろうと敵が見えなければ成す術もなく倒される。
中戦車の役目は敵の有無を味方に知らせ、彼らがより安全に・迅速に行動できるようにすることである。

・・・お堅い表現をしたが、詰まる所「敵の位置を把握」することが中戦車の役目。
私達中戦車の足と目はNDKしたり突っ込むためのものではなく、単独で敵を発見し危険と思えば一目散に逃げるためにある。
  • 中戦車の必須知識
    1. 貫通力
    2. 視界システム
    3. 隠蔽システム
    4. オススメ中戦車
  • 中戦車の技術
    1. 置き偵察・走り偵察
    2. 六感を利用した偵察
    3. NDK
    4. 履帯ハメNDK
  • 中戦車の仕事の流れ
    1. 偵察
    2. 遊撃
    3. 偵察
貫通力
WOTには貫通力と装甲という概念が存在する。
敵の装甲を貫通しなければ(基本的に)ダメージは発生せず、0ダメージになる。



画像の赤面は装甲が厚く、次いで黄色>緑の順で厚い。
この装甲配置はほぼ全ての戦車に当てはまるので是非覚えてほしい。
実際には角度がどうとかお偉いさんは言うけど、「バカみたいに正面から行かずに側面とったほうが楽」ということが分かってくれればそれでいいと思います。

中戦車は残念ながら大した貫通力を所有していないため、敵の横から撃つことが大事になる。
横、横、とにかく横。正面からバカ正直に殴りあわない、コレ大事。

視界システム
よくあるFPS等と異なりWOTには視界が存在する。敵を発見できる距離と言える。



発見できていない敵は味方の画面に表示されず、ほぼ攻撃することができない。
自分が発見した敵は味方全員に共有されるため、「敵を発見しているだけ」でも活躍が出来ると言える。
隠蔽システム
さらにややこしくなるが隠蔽率というものが存在する。
かくれんぼをするとき、貴方が茂みの後ろに隠れていたらどうするか?
動くと目立つのでじっとしているだろう、それと同じ理屈である。
また、背の低い子ほど見つけにくくなるという要素もあり、大きい戦車ほど見つかりやすいと考えていい。



画像は中戦車のT-34-85vs重戦車のTiger1。
小さいT-34-85は隠蔽率が高いのでTiger1から視認されない。逆にTiger1は隠蔽率が低いのでT-34-85から視認されてしまう。


つまり、この隠蔽率が高ければ敵の視界内にいても発見されにくくなる。
中戦車はこの隠蔽率に優れることが多く、これを利用して敵を一方的に発見することが可能になる。
オススメ戦車
難しい話はいいからオススメ戦車教えろ!という脳筋の方にお応えすべく、オススメの中戦車をピックアップしておくよ。
無課金でも遊べる&すぐ到達できるTier5で挙げます。

ソ連T-34。走攻守に秀でたソ連らしい中戦車。
装填速度が速く裏取りが成功した際には凄まじい火力を発揮する。
横を取ったり裏を取る癖をつけるには最適。


アメリカM4 Sherman。若干足が遅く車体の装甲も心許ないけど、砲塔を開発した後の頭の固さは随一。
主砲は扱いやすく手数勝負のタイプと扱いにくく単発勝負の二種類がある。

違いとしてはガンガンいこうぜのT-34といのちをだいじにのM4。
T-34が好きならイギリスが合うし、M4が好きならドイツが合う。と思う。
置き偵察・走り偵察
ここからは技術的なお話が始まるよ。

偵察には二種類があって、それぞれ利点と欠点があります。
この二つを理解して使い分ければ、それだけで優秀な偵察者になれるでしょう。
基本中の基本で、同時に最も難しいことだと思います。
隠蔽のとこで少し触れたと思うけど、戦車は動いてると隠蔽率が下がります。
つまり動かなければ隠蔽率は下がらない。さらにマップ上にある茂みに車体を全て隠すと隠蔽ボーナスが貰える。
これで隠蔽率による視界勝負に勝とうっていうのが置き偵察です。

対して走り偵察はそれと真逆で、中戦車ならではの速度を活かし、前に出て視界を取ろうって戦法だね。
こちらも発見されてしまうけど、自分一人と引き換えに数人を見つけられればリターンが大きい。

この二つの使い分けは経験則によるものが大きいから、説明は出来ないけど意識して使い分けるとより活躍できます。
六感を利用した偵察

敵が見えない・・・けど正面の茂みに敵がいそう・・・。
攻めれるならとっとと攻めたいし・・・でも突撃して敵がいたら攻撃されちゃうし・・・。

そんなときは六感を使った偵察がオススメ。
発砲すれば自分の隠蔽は大幅に下がります。移動時とは比にならないほど下がります。
これを利用すれば無理矢理敵に発見して貰い、敵が自分の前方に潜んでいるかどうかを判断できます。

反対の戦線に敵が集中しているけれど、残り1、2匹が見えない時は試してみると幸せになれるかもしれません。
NDK


中戦車の醍醐味?奥義とも呼べるNDK。
相手の周りをグルグルしながら一方的に倒すことを指す。
頭が回らない駆逐戦車相手にやりやすいので、初心者はまず駆逐戦車相手に練習してみるといいかもしれない。

Tierが上がるにつれNDKに対応してくる敵が増えるため、過信は禁物。
敵がもう一人来た場合はただの餌にしかならないことを理解しておかないと、特攻野郎にしかならない。
履帯ハメNDK
初心者が出来るかどうかは別として、より高い技術のものを紹介。
最近ではNDKに対処してくる敵も増え(建物にへばり付く、砲塔と車体を同時旋回)、ただ回ってるだけでは重戦車相手にNDKは難しくなってきた。
それへの対抗策として、履帯を切りながらNDKするという一つの技術がある。
動画を参考にして欲しい。



(動画では水場+上り坂の影響で反撃を貰っているが)これが出来ると旋回性能の低い中戦車でもNDKが決まる。
難易度は高いが一つの目標にしてみると良い。
仕事の流れ : 序盤
これらの知識と技術を活かしてゲームメイクしていくのが中戦車のお仕事である。

開幕は偵察に徹して構わない。いきなり前に出て殴りあおうとは考えず、偵察で十分である。
一部開幕殴り合いしなくてはならないマップがあるが、そこは怒られて学んでいこう。
仕事の流れ : 中盤
相手の配置が粗方割れたら、ここでアクションが始まる。
退いて味方と合流するか、押して味方と挟撃するか。
ここが実力に最も反映される点で、その場その場で行動を決められる中戦車の楽しさである。

中盤でミスするのは中級者でもよくあることなので恐れず考えを持って行動しよう。
仕事の流れ : 終盤
両軍残り3人程度になったら終盤である。
布陣に穴が空く少人数戦で中戦車は脅威。
被弾せずに味方の目となり、一方的に攻撃できる状況を作っていきたい。